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不動産コラム

売却

「買取」のメリット・デメリット

◆買取のメリット
1.即時現金化できる

 買取の大きなメリットは「すぐ売れる」ことです。一般的な「仲介」による売却では、広告活動によって買主様を募るためいつ売れるかわかりません。また、買主様のローン審査を待つ期間もあるため、早くても現金化までに2ヶ月程度はかかります。

 買取ではすでに買主が決まっており、その買主も一般消費者ではなく不動産業者であるため、ローン審査もありません。早ければ、1週間程度での現金化も可能です。

2.物件のコンディションを問わない

不動産を買い取る業者は、買い取った物件をリフォームし再販することで利益を出します。つまり「リフォーム前提」で買い取るため、物件の状況は問いません。

  また、一般の買主様へ不動産をご売却された場合、売主様には「契約不適合責任」があります。契約不適合責任とは、契約内容と適合しない欠陥や損傷に対し、修繕等の負担を負うことです。これにより売却直後に不具合が見つかった場合には、売主様が費用を負担し不具合を解決しなければならないようなこともあります。賞取では、基本的にこの契約不適合責任も免責となります。

3.近隣の方にわからないうちに売却できる

「仲介」による売却では買主様を募らなければならないため、広告活動が不可欠です。また、内覧する人や不動産会社の担当者が頻繁に出入りしていれば、近隣の方に売却の事実が知れてしまう可能性があります。一方、買取では買取業者が現地に赴くのはほぼ一度きり。周りの方に知られないうちに売却し、物件を引き渡すことができます。

◆買取のデメリットは「仲介」による売却より価格が安くなること

即時現金化が可能な買取ですが、大きなデメリットがあります。それは一般的な「仲介」による売却と比較して、価格が安くなってしまうことです。

  買取業者が不動産を買い取る目的は、リフォームして再販し、利益を得ることだとお話しました。再販時に利益を出すためには相場価格での買取が難しいため、買取価格は相場の7割前後になってしまうのが一般的です。しかし近年では、リフォーム技術が進んだことやリフォーム物件の価値が見直されつつあることで、相場に近い価格での買取も可能になってきています。

  買取価格は買取業者によって差があるので、好条件で買い取ってもらうためには業者の比較がなにより重要となります。買取査定は売却査定と異なり「査定額=売れる金額」ですので、複数社で比較し、少しでも高く買い取ってくれる業者を探すことが大切です。

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