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不動産コラム

売却

「不動産会社」を査定する

不動産は不動産会社に査定してもらうものですが、査定の場では是非、〝不動産会社を査定する〟ことを意識されてみてください。

◆「机上査定」で書類選考

不動産をご売却するには、不動産会社の存在が不可欠です。
しかし、不動産会社はいまやコンビニより多く存在するため、売主様の多くはまず不動産会社選びで悩まれます。とはいえ、売却の実務を担うのは不動産会社の「担当者」であるため、実質的には「どの担当者に依頼するか」という観点で選ばれることになります。

  担当者を選ぶ方法として適しているのが、査定です。不動産を査定する担当者を逆に査定するつもりで臨んでみてください。

担当者を選ぶ過程としては「机上査定」と「訪問査定」をそれぞれ一次選考、二次選考と捉えていただくと考えやすいと思います。

一次選考:机上査定で会社を書類選考
二次選考:訪問査定で担当者を最終審査

まずは、机上査定を一次選考と位置づけます。机上査定ではメールや電話のやり取り、送付される査定書の内容によって、不動産会社や担当者の「印象の良さ」「能力の高さ」を査定します。

続いて、この書類選考に通過した会社のみに訪問査定を依頼し、実際に担当者と会って査定します。

◆「訪問査定」で最終審査

訪問査定=最終審査に進めるのは、2~3社程度が選考作業もしやすくてオススメです。

 訪問査定の場で見るべきは、担当者の身なりや話し方、査定価格の根拠の示し方や担当者が過去に仲介した物件の実績などです。主に、机上査定ではわからない「人となり」や「知識の深さ」を重点的に査定しましょう。

 しかし「知識の深さ」については、担当者をバックアップしてくれる上司が補うこともできるため「若いから」「知識が浅いから」といった理由だけで拒んでしまうことはあまりよくありません。

もちろん経験が豊富な担当者のほうが安心できるでしょうが、それ以上に担当者に求められるのは売主様のご要望を聞く力であり、真面目さや親身さです。若手が担当者になるときには、バックアップ体制が整っているかどうかを聞いてみるのも良いでしょう。

  これから決して短くない期間、協力し、満足のいく売却を共に目指すパートナーを選ぶ作業です。十分に比較し、悩まれて、不動産会社や担当者を「査定」してみてください。

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