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不動産コラム

売却

売却するタイミングは相続前?相続後?

今回は「売却するタイミングは相続前?相続後?」についてご紹介します。

売却するとしたら、相続前と相続後、どっちがいいのか、それぞれのメリットを教えてもらえますか?

はい。相続前に売却するメリットですが、よく相続を「争う」「続」などと言います。遺産の分割方法をめぐって相続間で揉めることが多くあります。特に、不動産は将来その不動産の、必要性や処分の価格などで意見が分かれることが多くあります。

よくドラマなんかでもありますよね。

そうですね。その点、相続が発生する前に不動産を処分し、現金化している場合、それらの不安要素は無くなります。また、相続税の支払いなどで早急に納税資金を用意する必要がないため、売り急ぎで安く売却する必要もありません。

売り急ぐと、価格を下げざるを得ないですよね。

はい。相続人の中には、それらを嫌がったり、思い出のある実家の売却事態を嫌がることもあります。足並みがそろわないと、売りたくても売れないということもあります。相続前であれば名義人の意思で売却をし、相続人の相続税資金を用意することが可能です。

なるほど。では相続後に売却する場合のメリットは何でしょうか?

はい。相続した場合の不動産の評価は路線価や固定資産税評価額であり、これは時価と言われる実勢価格より低くなっております。そのため、相続財産の評価が現金の場合よりも低く、相続税額が割安になることがあります。

評価額の違いですね。

はい。また、相続開始から3年以内に相続不動産を売却した場合その不動産にかかった相続税を取得費用に加算することができ、譲渡取得税の節税につながります。相続しても所有期間は引き継ぎますので、譲渡取得税が短期か長期かに関わる場合は、相続後の方が有利ですね。

相続前と後、どちらもメリット、デメリットがあるんですね。

はい。相続税評価の際、不動産の評価額が実勢価格と大きく離れることが問題として認めないというケースも出てきています。

そういうこともあるんですね。

相続前と後の売却どちらのメリットが大きいかは一概に言えません。もしもの時のために早めに売却に強い不動産業者に相談されることをおススメします。

分かりました。ありがとうございます。

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