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不動産コラム

売却

ご売却の「事前準備」

今回はご売却の「事前準備」についてお伝えします。

これから不動産の売却を考えている方には、事前に3つのことを準備するようおすすめします。

1.目標を設定する
2.資金計画を立てる
3.不動産会社の情報を収集する

1. 目標を設定する

不動産売却の目標ってどんなことでしょうか。少しでも高く売りたい、少しでも早く売りたい。これも目標ですが、なぜ高く売りたいのか、なぜ早く売りたいのかを、ご自身に問いかけてみてください。

不動産を売却される目的には、売却の価格や売却のスピード以前に、転勤までに住まいを売って新居に引っ越したい、少しでも早く売って離婚を成立させたい、相続した家の相続人間で揉めずに早く売りたいなどのご理由があるはずです。この理由こそが、不動産売却で叶えたい目標だと言えるのではないでしょうか。目的から目標を立てると目標の金額や時期がより具体化します。具体的な目標を立てておくことで、値下げや価格交渉された時の判断を誤ることなく目標が達成しやすくなるでしょう。

2.資金計画を立てる

不動産の購入時には資金計画を立てることがとても重要だということはご存知かと思いますが、売却の際にも重要になってきます。不動産売却では売却価格がそのまま手元に残るということはありません。特に、住宅ローンの残債がある方にとっては、売却で住宅ローンが返済できなかったなんてことにならないためにも、しっかりと資金計画を立てておきましょう。

資金計画を立てる上で大切なのは次の3つです。

1.ご売却後に必要なお金(手元に残したいお金)
2.売却できそうな価格
3.売却にかかる必要経費


1.ご売却後に必要なお金
売却後に必要なお金に関しては、必要経費を除いて売却後にいくら手元にお金を残したいかを考えます。住宅ローンの残債がある方は、必ずローンの残高を確認してから必要なお金を考えていきましょう。

2.ご売却できそうな価格
不動産会社が査定した価格を参考にされると良いでしょう。ただし、不動産会社の査定額というのは売却予想額なので、その金額で必ず売れますよということではないので過信してはいけません。複数社で査定額を出してもらうなど売却できそうな最低限の目安を把握しておくと良いでしょう。

3.売却にかかる必要経費
状況によって多少差はありますが、一般的に売却価格の4%と言われています。必要な経費の内訳は「仲介手数料」「印紙税」「抵当権抹消費用」です。資金計画を立てる上で大切なポイントは、期待できる売却価格から必要経費を引いた時、どれだけゆとりがあるか、ということです。もし目標が達成できない、

3.不動産会社の情報を事前に収集しておく

目標を設定する、資金計画を立てるという事前準備と同時に、不動産会社の情報を収集しておくことも大切です。
不動産売却は人生でそう何度も経験することではありません。今回始めて不動産の売却をされるという方も多いかと思います。右も左も分からない不動産売却で、売主様を助け目標まで導くのが不動産会社の役割です。

不動産会社は、不動産売却を先導する「ガイド」のようなものです。信頼できる不動産会社の条件としては、適切なタイミングで適切なアドバイスをしてくれるということです。そのためには、専門的な知識や判断能力の高さを兼ね揃えていることが重要です。不動産会社は年々増加しています。大事なのは「売ってくれる」だけの不動産会社ではなく、「あなたの目標を達成させてくれる」ということです。

不動産会社を見極めるには、実際に担当者に会い、査定の際に内容を説明する際の話し方や価格の根拠など、展開力がガイドとしての適正を見極めるための重要な要素です。事前準備の段階では、査定を依頼する会社を絞るために、各社のHPや広告に目を通すことをおすすめします。

まとめ

不動産売却の事前準備で大切なことは、
1.目標を設定する
2.資金計画を立てる
3.不動産会社の情報収集をしておく

です。しっかりと準備をし、納得のいく売却活動を行いましょう。

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