
2025.09.25
父が急逝。二次相続も見据えて財産を整える(預金だけで税金を払うと生活資金が減る。家・賃貸・現金を“使いやすく並べ替える”お話)
ご相談はNさん(長男・30代)。
父(60代)が急逝し、相続税の申告が必要になりました。
家族は母(60代)・長男(本人)・妹(30代)の3人。
財産は自宅・賃貸マンション・アパート・預貯金などで、総額は約5億円。
相続税の見込みは1億5,000万円超でしたが、遺言書はなし。お母さまの将来(二次相続)も心配でした。
困っていること
- 自宅や周辺不動産の評価が高く、相続税が高額になりそう。
- 遺言書がないため、分け方がまとまらないと特例(小規模宅地など)が使えない。
- 預金と有価証券だけで払うと、金融資産が減って生活が不安。
- お母さまも60代。二次相続まで考えておかないと、将来また大きな税金がかかる。
このままだと…
- 税金は払えるが、現金が薄くなってしまう。
- 分割が決まらなければ、特例が使えず余計に税金がかかる。
- 対策をしないと、将来の二次相続でも多額の税金となる可能性。
相続の専門家からの提案
- 一次相続の分割案を設計。配偶者控除と小規模宅地の特例を最大限活用して税負担を抑える。
- 広すぎる自宅は住み替えを検討。お母さまが暮らしやすい規模へ。
- 老朽・収益性の低い物件を整理し、人気エリアの中古マンション等へ組み替えて家賃収入を安定化。
- お母さまの将来に備え、賃貸運営のサポート体制を家族と会社で整備。
- ケースに応じて法人化や贈与の活用も検討(節税と承継のしやすさを両立)。
実際にやること(6つ)
- オーダーメード相続プランの作成(分割+二次相続まで設計)
- 相続税の申告(試算→必要資金の手当て)
- 相続登記と名義整理
- 自宅の住み替え(広すぎる→適正規模)
- 不動産の売却・購入(収益性の高い物件へ組み替え)
- 法人設立や贈与の検討(必要に応じて)
※目的は「税金を抑えつつ、生活資金と収益を安定させ、二次相続まで安心にする」ことです。
お願いする専門家
- 相続実務士:相談対応、課題整理、分割案・二次相続対策の設計、専門家の選定
- 不動産会社(宅建士):売却・購入の仲介、収益物件の選定サポート
- 税理士:相続税の試算・申告、法人顧問・決算
- 司法書士:相続登記、購入登記、法人設立登記
- 土地家屋調査士:測量・境界確定(必要に応じて)
まとめ
- まずはお母さんが安心して暮らせる形に分け、税金の特例をしっかり使う。
- 古い物件は無理に抱えず、収入を生む物件に入れ替えて、毎月の家賃で生活を安定。
- 将来また相続になるときのために、今のうちから道筋を作っておく。





