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解決事例

不動産

2025.09.24

母と兄が土地を共有している実家。同居している長女が安心のために選んだ“生前贈与”

実家を少し直して、母と長女の家族が一緒に暮らしています。土地は、お父さんが亡くなったときの手続きで、母と兄が半分ずつの共有のままです。兄は遠くに住んでいて、当分は戻らない予定。
この先、介護のことや相続のことを考えると、今のままだと心配……ということで、相談に来られました。

不安なこと

  • 母が亡くなったあと、兄の意見が強くなって話し合いが進みにくいのでは?
  • 遺言を書いても、相続のときに兄とケンカにならないか心配
  • あとで慌てないように、今のうちに名義(持ち主の名前)を整えたい

考えた対策

母の持ち分(土地の評価は1000万円)を、生きているうちに長女へ渡す(=贈与)と、ふつうは贈与税が約177万円かかります。
でも、相続時精算課税制度(そうぞくじ・せいさん・かぜい・せいど)を使えば、今は贈与税がゼロにできます。将来の相続のときにまとめて計算し、税金がかからない範囲なら最終的にもゼロで済みます。

費用と決め手

贈与の手続きには、登記の名義変更不動産取得税などの実費がかかり、相続だけで済ませるより少し高めになります。
それでも長女は、「相続のときの不安をなくしたい」と考え、費用を払ってでも今の安心を選ぶことにしました。

兄への伝え方

兄には、母の気持ちとして伝えるのがコツです。
「介護や手続きがしやすいように、私(母)の判断で名義を整えたい」と伝えることで、感情的な争いになりにくくなります。

今回のポイント

  • 贈与税がゼロになる特例(相続時精算課税制度)を使えば、生前に名義を整えられる
  • 手続き費用はかかるが、将来のトラブルを避けられる安心のほうが大きい
  • 母の意思として兄に伝えることで、兄妹の関係を守りながら進められる

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