今回は、一括査定サイトを活用するときの注意点についてお伝えします。

不動産会社に価格の査定を依頼する方法の一つとして、一括査定があります。一度情報を入力すると、複数社に査定を依頼できるWEBのサービスです。手軽で便利な点から近年では利用者が急増しています。しかし、便利な半面注意すべき点が大きく分けて３つあります。

①サイトに参加していない不動産会社もある

一括査定サービスは、不動産会社側にもお問い合わせを獲得できる等メリットが多数あります。しかし、コスト面の問題や、そもそも既に集客できているため一括査定サイト利用の必要がない、といった会社もあります。また、「一括査定サイトAには参加しているけど、一括査定Bには不参加」といったケースもあります。

一括査定サイトの中だけで不動産会社を選ぶことが必ずしも適切ではない、ということを覚えておきまそう。

②「査定額」＝「売れる額」ではない

査定額とは、各不動産会社が3ヶ月以内の売却を想定して予測した金額のこと。この査定額は、あくまでも「予測」であり、「売れる金額」ではないことを念頭に入れてく必要があります。

一括査定サイトを利用すると、複数社から査定額を提示されます。この提示された金額に振り回されることなく、あくまで「参考」として取り扱うのが適切です。

③査定額より、「根拠」と「販売戦略」を注視する

査定資料には査定額よりも重要な情報があります。それは、その査定額を導き出した根拠と販売戦略です。査定額はおおよその金額帯の把握ということに留めておき、なぜその査定額なのか、好条件で売却するためにはどのような販売戦略があるのか、という点を考えることが、信頼できる不動産会社を判断し、不動産売却を成功に導く第一歩となります。

まとめ

一括査定を利用する上で注意するべき3点は…

①サイトに参加していない不動産会社もある
②「査定額」＝「売れる額」ではない
③査定額より「根拠」と「販売戦略」を注視する

です。