建物の評価
今回は「建物の評価」についてご紹介します。
現在自宅の売却を考えているのですが、建物の価値はどれぐらいあるのでしょうか。
具体的には、木造住宅の場合は、22年で価値が0円になるとされています。
えっと、建物の構造によって価値が無くなる年数が異なるんですか?
そうですね。考え方として、同じ年数が経過したとしても、立地や環境、建物の構造によって劣化の度合いは様々です。
確かに、木造と鉄筋コンクリート造が同じスピードで劣化する分けないですもんね。
そうですね。そこで築年数から平等に価値を算出するために用いられるのが、耐用年数による考え方です。ちなみに鉄筋コンクリート造の耐用年数は47年です。
47年。木造の22年と比べるとすごい差ですね。
そうですね。なので木造住宅の場合、売却の際、築22年以上経過していると耐用年数が残っていないため、建物としての価値は無く、土地のみの価値が残るのです。
なるほど。私の家は築22年以上なので戸建てとして売却できないのでしょうか。
いえ。耐用年数はあくまでも税法上での価値を見極めるための数字のため、築年数が22年以上経っているからといって売れないということはありません。
そうなんですね。では、築年数22年以上の家を売る場合、どのような工夫が必要なのでしょうか。
人が住むうえで構造などに問題が無ければ、築22年以上の家も十分に売れる可能性をもっています。
私も現在住んでいますしね。
はい。その中で、劣化や老朽化といったポイントは最低限の修繕を行い、とにかく安く住める住宅を買いたいという層をターゲットに売却を検討してみましょう。
そのようなお客様はいるのでしょうか?
実際に安く購入して自分でリフォームして、再利用したいと考えるお客様は少なくありません。まずは、お近くの不動産会社にご相談してみてはいかかでしょうか。
分かりました。ありがとうございます。